本山ニュース

宗祖親鸞聖人750回御遠忌 第2期法要厳修

4月19日から28日にかけて、真宗本廟に於いて宗祖親鸞聖人750回御遠忌第2期法要が厳修されました。今回の法要は震災と原発の深刻な事態を受け止めて、3月19日から28日にかけて営まれた「被災者支援のつどい」の願いを引き継いだ法要として、当初計画されていた法要次第を変更して厳修されました。その法要の勤行で、大谷暢顯門首により表白が拝読され、この大震災を受けて宗祖御遠忌を厳修する願いを表明されました。その表白をご紹介いたします。

 

表白

謹んで、このたびの東北地方太平洋沖地震による災害に遭われた方々に思いを馳せ、悲しみを共にすることを念じつつ、弥陀・釈迦二尊、並びに三世十方の諸仏に申し上げます。
 本日ここに、有縁の同朋あい集いて、恭しく尊前を荘厳し、懇ろに聖教を拝読し、仏徳を讃嘆して、宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要を厳修いたします。
 惟えば、宗祖親鸞聖人は、九十年のご生涯において、大地震・大飢饉に幾度も遭われ、苦難の生活のなかで御同朋との悲しい別れを受けとめてこられました。ことに晩年の御消息には、大飢饉のため多くの人が亡くなられたことを深く悲しまれるとともに、生死無常の道理は、くわしく如来が説かれるところ、いよいよ本願を信じ、往生浄土の道を歩んでいかねばならないと記されております。
 聖人がひとすじに歩まれたこの道は、悪重く障多きわれら凡愚の身がそのままで救われる「生死出ずべきみち」であり、『大無量寿経』の教説にあらわれ、三国七祖のお導きによって明らかにされた本願念仏の大道であります。聖人は、これを『顕浄土真実教行証文類』のご製作によって、永く私たちの真に生きぬく道として示され、ここに大乗仏教の至極たる浄土の真宗が開かれました。
 このたびの震災によって、私たちは、あらためて生死無常の世界を生きている身の事実を知らしめられ、その中で今、御遠忌法要の御仏事をおつとめするご縁をたまわりました。
 浄土の真宗は、時代と国を超えて、すべての人々の苦悩と悲しみに応える大きな意義をもって、現代にはたらき続けています。限りなき慈悲とさわりなき智慧の南無阿弥陀仏は、空しく過ごしている私たちのあり方を深く慙愧せしめ、生きる意欲と喜びを与えてくださいます。
 このたびの震災の事実に立って、深く仏・法・僧の三宝に帰依し、真の教団の意義を、現実の人間関係のうえに聞き開いてまいります。
 伏して申し上げます。いよいよ、自信教人信の誠を尽くし、同朋社会の顕現に努めんことを。仏祖のご照護を請い、如来広大の威徳を讃え奉ります。
         敬白
2011年4月19日 真宗大谷派門首 釋淨如

 

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